女子マラソン界のトップランナーとして活躍してきた一山麻緒選手が、2026年3月末をもって現役を引退することが発表されました。
一山選手は、東京オリンピックで8位入賞を果たし、パリオリンピックにも出場するなど、長年にわたり日本のマラソン界を牽引してきた選手です。
28歳という、ランナーとしてこれからさらなる熟成期を迎える時期での決断に、多くのファンや関係者の間に驚きが広がっています。
この記事では、一山選手が引退を決めた理由やその背景、これまでの輝かしい経歴、そして気になる今後の活動について詳しく解説していきます。
【なぜ】一山麻緒引退理由や原因は?

一山麻緒選手が引退を決断した理由は、競技者として「やり切った」という充実感と、次の人生のステージへ進むための前向きな選択であると考えられます。
所属先の資生堂からは、2025年度限りで現役を退き、2026年3月31日付で退社することが正式に発表されました。
一山選手自身はコメントの中で、資生堂でのクイーンズ駅伝優勝やパリオリンピック出場を振り返り、「私一人では決して成し得なかった貴重な時間を過ごさせていただいた」と感謝を述べています。
明確な怪我やトラブルが原因ではなく、大きな目標であったパリオリンピックを終え、競技生活に一つの区切りがついたことが最大の理由と言えるでしょう。
実際に、一山選手は東京五輪での入賞後、パリオリンピックに向けて非常に厳しい選考レースを勝ち抜いてきました。
2大会連続で世界の舞台に立ったことで、アスリートとしての大きな責任を果たしたという達成感が、引退という決断を後押ししたのではないでしょうか。
日本を代表する選手が競技を離れるのは寂しいことですが、自分自身の限界まで挑戦し続けた結果としての、納得のいく幕引きであると推察されます。
一山麻緒さんの経歴やプロフィールは?

一山麻緒選手は、日本女子マラソン界において「女子単独レース」の日本記録を保持する、歴史に名を刻んだ名ランナーです。
1997年生まれ、鹿児島県出水市出身の一山選手は、出水中央高校を卒業後にワコールへ入社しました。その後、2022年に資生堂へと移籍しています。
彼女のキャリアの中でも特に衝撃的だったのは、2020年の名古屋ウィメンズマラソンです。
初優勝を飾ったこのレースで、2時間20分29秒という驚異的なタイムを記録し、一気にオリンピック代表の座を射止めました。
具体的には、東京オリンピックで日本人最高位となる8位入賞を果たし、日本女子マラソン界に久々の入賞をもたらしました。
また、2021年の大阪国際女子マラソンでも優勝するなど、国内の主要大会で圧倒的な強さを誇ってきました。
このように、一山選手は実業団入りしてから着実にステップアップし、日本女子マラソンのレベルを世界基準へと押し上げた功労者です。
一山麻緒さんの家族構成は?

一山麻緒選手の家族構成は、ご両親と姉、弟の5人家族に加え、現在は夫である鈴木健吾さんと共に歩んでいます。
特に大きな話題となったのが、2021年12月に発表された男子マラソン日本記録保持者・鈴木健吾選手との結婚です。
日本を代表するトップランナー同士の結婚は「最強のマラソン夫婦」として、テレビやSNSでも大変大きな祝福を受けました。
二人はお互いに練習を支え合い、パリオリンピックに向けて共に努力を重ねる姿が多くのメディアで紹介されています。
テレビ番組のインタビューなどでは、鹿児島県に住むご両親が、一山選手のレースのたびに熱い声援を送っている様子も放送されていました。
家族の深い理解と支えがあったからこそ、彼女は過酷なトレーニングを乗り越えられたのでしょう。
現在は公私ともに支え合うパートナーがいることで、引退という大きな決断も家族でじっくりと話し合って決めたものと考えられます。
一山麻緒さんと鈴木亜由子さんの関係は?

一山麻緒選手と鈴木亜由子選手は、単なるライバルを超えた「深い絆で結ばれた戦友」という関係です。
二人は東京、パリと2大会連続で共にオリンピック代表として戦いました。
年齢は鈴木選手が少し上ですが、日本の女子マラソンを二人で支えてきたという自負と敬意を互いに持っています。
特にパリ五輪の選考会となったMGCでは、激しい競り合いの末に共に代表権を掴み取り、レース後に涙ながらに抱き合う姿がファンの間で語り草となっています。
SNSやニュースでも、二人がお互いを「亜由子さん」「麻緒ちゃん」と呼び合い、合宿などで切磋琢磨する様子が伝えられてきました。
一山選手の攻撃的な走りと、鈴木選手の粘り強い走りは、お互いにとって最高の刺激になっていたはずです。
切磋琢磨してきた戦友の引退は、鈴木選手にとっても大きな出来事であり、これまで二人が築き上げてきた関係は、競技を離れても続いていくことでしょう。
一山麻緒さんの今後の活動は?

引退後の一山麻緒選手は、資生堂を退社し、全く新しい道を歩んでいく予定です。
公式発表では「新たな道を歩む」とされており、具体的な職業などは明言されていません。
しかし、これまでの豊富な経験を活かしたマラソンの普及活動や、スポーツ関連のアドバイザーとしての活躍が期待されています。
また、夫である鈴木健吾選手は現役を続行しているため、妻として、そして同じ競技を知る最大の理解者として彼をサポートする役割も大切にしていくのではないでしょうか。
一部のファンからは、彼女の明るいキャラクターを活かした解説者や、地元鹿児島での活動を期待する声も上がっています。
まずは長年のハードなトレーニングで酷使した体を休めることが優先されるでしょうが、彼女の経験はこれからの日本陸上界にとって大きな財産です。
どのような道を選んだとしても、一山選手らしい笑顔で新しいステージを走り抜けていくことが期待されます。
まとめ

一山麻緒選手は、2026年3月をもって、多くの功績を残して現役を引退します。
引退の理由は、2大会連続のオリンピック出場という大きな目標を達成し、競技者として一つの区切りがついたことによる前向きな決断です。
日本記録の樹立やオリンピックでの入賞など、彼女が残した足跡は日本のスポーツ史に深く刻まれています。
今後は、夫である鈴木健吾さんのサポートや、新しい分野での活躍が期待されます。
日本中に多くの感動を与えてくれた一山選手の第2の人生が、より素晴らしいものになるよう応援していきましょう。



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